苦味(渋味)は、何かといいますと、ポリフェノールの
働きにより、渋味を感じることができます。
ポリフェノールは、ぶどうの果皮、種、果梗(かこう)より抽出されます。
また、ポリフェノールは木樽からも、ワインに与えられるので
新樽のほうがポリフェノールの量が多くなります。
また、渋味は、ワインの骨格を作っています。
そのため、ワインには渋味が必要不可欠な存在です。
タンニンのしっかりしたワインは、「骨格のしっかりした」
という表現でテイスティングされます。
タンニンにも、いろんな種類があり、一般的に、ボルドーのメドック地区の
ワインのタンニンは、堅くきめ細やかです。
また、コート・デュ・ローヌの有名なシャトー・ヌフ・デュ・パプ
やエルミタージュなどの、ワインのタンニンは、堅く荒々しい感じです。
そして、ブルゴーニュのワインのタンニンは、きめ細かいですが、堅さは
中程度。とくにボージョレは、きめ細かく、柔らかいタンニンとなります。
渋味に関する表現は次のようになります。
骨なし
↓
はっきりしない
↓
喉ごしのいい
↓
口当たりのいい
↓
骨格のしっかりした
↓
苦渋味のある
↓
荒々しい
↓
ざらついた
↓
えぐい
参考にしてください。