オーストラリアの品質分類
- ジェネリック・ワイン
複数品種をブレンドしたワイン - ヴァラエタル・ワイン
品種名表示付きワイン - ヴァラエタル・ブレンドワイン
オーストラリア独自のスタイル。使用ブドウ品種がラベルに併記される。
オーストラリアのワイン法
- 品種名 85%以上 その品種を使用
- 産地名 85%以上 その産地を使用
- 収穫年表示 85%以上 その年のブドウを使用
南オーストラリア州
- アデレード・ヒルズ
冷涼な地域で、オーストラリアで最も気候の変化に富んでいる。最高級のスティルワインとスパークリングワインの生産において重要度の高まっている産地ですが、水の確保と土地の代替利用に関する規制が障害になっている。 - バロッサ・ヴァレー
1847年ドイツからの入植者がワイン醸造を開始。南オーストラリア州で最も有名な産地。ボルドー地方とほぼ同じ生物学的条件。シラーズが有名。 - クレア・ヴァレー
午後に涼しい風が吹き、ブドウがゆっくりと熟す。穏やかな大陸性気候。湿度が低く、かびによる病気が少ない。リースリングが有名。 - クナワラ
1890年ジョン・リドックが最初のブドウを植えた。海洋性気候。ボルドー地方と似た気候。土壌は「テラロッサ」と呼ばれ、表土は赤土、下層は石灰岩質。カベルネ・ソーヴィニョンが有名。 - イーデン・ヴァレー
標高が高く、冷涼なので白ワインの生産に向いている。リースリングが有名。 - カンガルー島
オーストラリアで3番目に大きな島。海洋性気候。 - マクラーレン・ヴェイル
ジョン・レイネルが1838年にレイネラにブドウを植えた。濃厚な風味と色合いの赤ワイン、力強い白ワイン。 - パッドサウェイー
海洋性気候。以前はケポックと呼ばれていたところ。赤ワイン生産に適していることが推測できるが、現在白ワイン生産に注力している。 - ロープ
2006年に指定された最新のワイン産地。初リリースは2001年。将来の可能性はオーストラリアの他産地に匹敵する。
ニュー・サウス・ウェールズ州
- ハンター・ヴァレー
1825年にブドウが植えられた。ローワー・ハンター・ヴァレーとアッパー・ハンター・ヴァレーの2つの地域に分けられる。セミヨンが有名。 - マジー
マジーとは原住民アボリジニの言葉で「丘のある巣」という意味。標高450~600mと高い。温暖な気候。
ヴィクトリア州
- ジロング
海洋性気候の影響を強く受け、冷涼で日照時間が長く乾燥した気候は、シャルドネとピノ・ノワールの成熟に最適。ボルドーとブルゴーニュ地方の中間の気候。 - キング・ヴァレー
南部は山岳地帯であり、南端には標高800mのウィットランド台地があり、オーストラリアで最も標高が高い産地。 - ヤラ・ヴァレー
オーストラリアで最も急な斜面にブドウ畑。冷涼な気候。オーストラリアで最高級のピノ・ノワールを生産する地域。1960年代にブドウ栽培が再開。
西オーストラリア州
- グレート・サザン
広大な地方。ボルドーと似た気候。 - マーガレット・リヴァー
海洋性気候の影響を強く受けた地中海性気候。ポムロールやサン・テミリオン地方の乾燥した土地に似ている。良質のカベルネ・ソーヴィニョンやメルロを生産。 - スワン・ディストリクト
1829年にトーマス・ウォーターズによって初めてブドウが植えられた。暑い地中海性気候。「フリーマントル・ドクター」という海風によって暑さが和らげられる。