色の濃さのチェックは、一番濃い部分でみます。
ワイングラスの底の部分の色を確認します。
2つのワインを比較する場合で、ワイングラスの底の濃度が同じ程度であれば、ワインの縁の部分までのグラデーションを見てみます。その時、色がたくさんある方がより濃い色ということが言えます。
色の濃さを見るとき、赤ワイン、白ワインともにワインの年齢が判ります。
赤ワインは、より薄くなる
白ワインは、より濃くなる
ということが一般的に言われています。
つまり、赤ワインは、最初は、色素が凝縮している状態のため色が濃く、経年変化、熟成によって、色素が落ちてくるので、色が薄くなってきます。
白ワインは、これとは反対に、最初が一番色が薄く、酸化の影響をうけて、だんだんと、黄色、茶色系の色が増えていきます。
そのため、だんだんと色が濃くなっていくのです。
特に赤ワインにおいては、もう一つ重要な判断材料となります。
色が濃いってことは、様々な成分が凝縮しているということです。
産地、年、作り方が同じワインで色が濃い方が、値段が高くなります。
色が濃いっていうことは、水っぽくなく、味わいが豊かなワインが期待でき、たくさんの日を受けているので、良質なワインということが言えます。
そのため、やや薄い色、うっすらとしたといった表現をした場合、あまり良いワインではないということを表現していることにも繋がってしまいます。
でもあまり濃すぎても、口当たりがどろどろして良いワインとは言えないので色が濃すぎてもあまりよくありません。
☆色の濃淡の表現
弱々しい ⇒ ほのかな ⇒ 淡い ⇒ 薄い
強い ⇒ 濃い ⇒ 力強い ⇒ 濃密な ⇒ 深い ⇒ 暗い ⇒ 黒い
このような言葉をよく使います。
また、程度を表現するのに
- わずかな
- かなり
- たいへん
という言葉を加えるといっそう良いです。