公衆衛生
- WHOの健康の定義
肉体的、精神的および社会的に完全によい状態であること - 日本国憲法25条
すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障および公衆衛生の向上及び増進に努めなければなれない - 日本人の平均寿命
女性は世界1位、男性は世界2位 - 日本人の死因
第1位:ガン
第2位:心臓病
第3位:脳卒中
第4位:肺炎 - 感染症の条件
感染症が発生するためには、感染源、感染経路、感受性の3条件がそろっていることが必要 - 感染症の類型
一類から三類の病気にかかった患者は飲食業への就業制限あり。
一類感染症- エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱、ペスト、マールブルグ病、ラッサ熱、天然痘、南米出血熱
二類感染症
- 急性灰白隨炎、ジフテリア、結核、重症急性呼吸器症候群(SARS)、鳥インフルエンザ
三類感染症
- O-157、コレラ、細菌性赤痢、腸チフス、パラチフス
四類感染症
- A型肝炎、E型肝炎、黄熱、Q熱、狂犬病、炭祖、ボツリヌス症、マラリア、野兎病など
五類感染症
- AIDS、インフルエンザなど
- 動物由来感染症
獣医師は診察している動物が定められた感染症にかかっている疑いがある場合は、直ちに飼い主の氏名等を最寄の保健所長を経由して都道府県知事に届ける必要がある
<政令で届出が必要な感染症と動物>- サル:エボラ出血熱、マールブルグ病、細菌性赤痢、結核
- プレーリードッグ:ペスト
- 犬:エキノコックス症
- イタチ、アナグマ、タヌキ、ハクビシン:SARS
- 鳥類に属する動物:ウエストナイル病、鳥インフルエンザ、新型インフルエンザ
- 肝炎
肝臓病の約70%はウイルス性肝炎。アルコール性肝炎は約20%
A型肝炎は治りやすく、患者は減少傾向
B型肝炎は感染すると共に、ワクチンが実用化されているが、キャリアが120~140万人いると推定されている
C型肝炎はE型肝炎ウイルス(HEV)が感染しておこる急性肝炎で、慢性化することはない
主にHEVに汚染された食べ物、水等の接種により感染することが多い。豚、シカ、イノシシの生肉による発症がある - 感染経路
濃厚接触:患者と2m以内で長く会話、看護・介護による接触、同居、体液・糞便・気道分泌物に直接触れるなど
飛沫感染:感染者の咳やくしゃみで飛び散る病原生物を含む飛沫を直接、間接的に吸引しての感染
空気感染:飛沫の水分が蒸発した状態の飛沫核が空中を長期間浮遊、離れたところの人がこれを吸入しての感染 - 喫煙者のリスク
非喫煙者と比較した場合のガンの死亡率(全ガン1.65倍)
第1位:咽頭ガン(32.5倍)
第2位:肺ガン(4.5倍)
第3位:口腔ガン(2.9倍)
第4位:食堂ガン(2.2倍)