オーストリー
- 栽培面積 4.96万ha
- 年間生産量 250万hl
- 気候タイプ 大陸性気候
- 主要品種
- 黒ブドウ
- ツヴァイゲルト(=ロートブルガー)
- ブラウフレンキッシュ
- ブラウアー・ポルトギーザー
- ザンクト・ラウレン
- 白ブドウ
- グリューナー・ヴェルトリナー
- ヴェルシュリースリング
- ミュラー・トゥルガウ
- ノイブルガー
- 黒ブドウ
オーストリーのワインの歴史
- 3世紀
ローマ皇帝プロブスの奨励により、ワイン造りの基礎が築かれる - 1784年
自国産ワイン保護のため、皇帝ヨゼフ2世がブッシェンシャンク法制定 - 1869年
KMW測定法開発 - 1880年
最初のワイン法成立 - 2003年
現在の原産地呼称法施行
品質等級
- プレディカーツヴァイン
補糖、ズースレゼルヴァの添加不可。アルコール度9度以上- トロッケンベーレンアウスレーゼ
KMW30度以上 - アウスブルッフ
KMW27度以上 - ベーレンアウスレーゼ
KMW25度以上 - アイスヴァイン
KMW25度以上 - シュトローヴァイン
KMW25度以上 - アウスレーゼ
KMW21度以上 - シュペトレーゼ
KMW19度以上
- トロッケンベーレンアウスレーゼ
- カビネット
KMW17度以上で、残糖9g/l以下。補糖不可。 - クヴァイテーツヴァイン
単一地域の指定された品種を原料とし、KMW15度以上。補糖後はKMW19度以下。アルコール度9度以上。 - ラントヴァイン
地理的表示付いテーブルワイン。KMW14度以上 - ターフェルヴァイン
日常消費用のテーブルワイン。KMW10.7度以上
主要産地
- オーストリーの生産地は、4つの栽培地方に分けられる。さらに原産地は、栽培地域(16地域)に分けられている
- ニーダーエスタライヒ州
オーストリー東北部。国内栽培面積の61%を占める
グリューナー・ヴェルトリナーの白ワインの評価が高い - ブルゲンラント州
オーストリーの東部。国内栽培面積の29%を占める。
赤ワイン国内生産の50%はこのエリアの生産。
南部のズュートブルゲンラントは、国内で最も小さな地域 - シュタイヤーマルク州
スロヴェニアとの国境地域 - ウィーン
オーストリー首都郊外。グリンツィンク村でグリューナー・ヴェルトリナーから造られるホイリゲ(新酒)が有名。
- ニーダーエスタライヒ州
ヴァッハウ地域の品質分類
- スマラクト
- 辛口の最高級ワインで「エメラルドのとかげ」から命名
- KMW18.2度以上
- フェーダーシュピール
- 「鷹狩りの道具」から命名
- KMW17~18.2度
- シュタインフェーダー
- 最も軽快なタイプ。「きゃしゃな野草」から命名
- KMW15~17度