イタリアの概略
- 栽培面積 84.2万ha
- 年間生産量 5402万hl
- 気候タイプ 亜熱帯地中海式気候、高山性気候
- 生産地域 全20州(北緯37~47度)、南北1200k
イタリアの歴史
- BC6C
古代ギリシャ人が南イタリアにワインを伝える。古代イタリア人は、イタリア半島のことを、エノトリーア・テルスと呼んでいました。その当時、ワインをピトイという大きなテラコッタの壺に入れていました。 - 9C
フランク王国カール大帝により、ワイン造りが奨励されました。 - 18C
農業学校が誕生しました。
1716年、トスカーナ大公のコシモ3世がキアンティ、ポミーノ、マルミニャーノなどの生産地の教会を決めました
1773年、イギリス人のジョーン・ウッド・ハウスがシチリアで酒精強化ワイン、マルサーラの生産を始めました - 19C
1847年、ベッティーノ・リカソリが「リカソリ男爵の公式」を考案しました。キアンティワインを飲みやすくするために、サンジョヴェーゼ主体で、カナイオーロ・ネーロとマルヴァジーア・デル・キアンティを混ぜて醸造しました - 20C
体系的なワイン法が制定されました
イタリアワインの地域毎の特色
- 後背地に山岳を持ち、昔はジビエを常に食べていた地域
⇒トスカーナ州、ピエモンテ州
※香りとタンニンの強い赤ワインが多い - 平野で牛や羊など家畜を常に食べていた地域
⇒ヴェネト州、エミーリア・ロマーニャ州など
※軽めの赤ワインが多数 - 湖や河川の淡水魚をたくさん食べていた地域
⇒ウンブリア州、ラツィオ州
※淡白で軽めの白ワイン - 脂肪の多い海水魚や甲殻類を食べていた地域
⇒イタリア南部の州や島など
※アルコールの高い白ワイン